ツダノタテモノ日記。

タテモノ日記.010

随分と間が空いてしまいました・・が、今年1回目の建物日記の更新です。
ついこの間、大雪だ!!と驚いたと思ったら、いつの間にか桜の季節です。 
3月末といえば、年度末で、ばたばたと引渡しに追われる建築業界ですが、
少し落ち着いたら足を伸ばして自然の中でのんびりできたら・・・。

ということで、今回はそんな、のんびりできる建物、長野県の安曇野ちひろ公園に建つ、
”安曇野ちひろ美術館”を紹介したいと思います。
「ちひろ美術館」と言うと、建物よりもまず、“いわさきちひろさん“が有名ですね!!
名前を聞いて“誰だろう?”と思う方も、絵をみたら、一度は必ず見たことがあるのではないかと思います。優しい水彩画の絵は、絵本や挿絵にたくさん使われています。

建物を見るには、その人の人となりが建物にも影響!といいたいのですが、 
今回の美術館は、写真を見てわかるように、ちひろさんの育ったこの大自然の素晴らしさが、
何より建物に影響しています。
北アルプスを望む36500㎡の安曇野ちひろ公園の中で美術館を考えるには、
どこからアプローチをしていけば??と思い悩んでしまいそうです。
さてどんなアプローチでこの建物が生まれたのでしょうか・・?

この、安曇野ちひろ美術館の設計は“内藤廣”さんです。
最近では、駅舎を多く手掛けられていますが、私の中では、用途よりも、内藤さんと言えば、
梁の構造美を建物に取り込んだ力強い空間!!
敷地環境を取込んだ、その場所にしか建てられない建物!!
のイメージが強く、構造美の好きな私としてはとても好きな建物が多い方です。
ちなみに、一番身近な所では、みなとみらい線の馬車道駅が、内藤廣さんですね。

では、安曇野ちひろ美術館にもどりましょう。竣工は、1997年。
RC+木造の地上1階建て建物です。
駅から畑の広がる道を歩いて行くと・・・、
ちひろ美術館の切妻屋根が見えてきます。そして、この切妻屋根は、後ろに広がる北アルプスの
背景の山と重なって、とてもきれいです。建物の色合いといい、廻りの景色ととてもなじんでいます。


   
           そして、エントランスから、切妻屋根の加工材があらわしで見えています。
屋根の棟の部分には曲線の材が入っています。この材によって、梁の加工の力強い印象が、
柔らかく見えてきてとても不思議です。エントランスから、ずっと見入ってしまいそうです。

     
内部は、訪れた人たちが、中庭に面した椅子で、のんびり過ごしています。
心地よさが伝わる一枚です。天井の加工もとてもきれいですね。

     
風景にとけ込む建物・・。なかなか都内では見られない大自然の中に建つきれいな建物です。
少し遠いですが、花見もかねて、少し足を伸ばして中庭でのんびり過ごしてみてはどうでしょうか?

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タテモノ日記.010

随分と間が空いてしまいました・・が、今年1回目の建物日記の更新です。
ついこの間、大雪だ!!と驚いたと思ったら、いつの間にか桜の季節です。 
3月末といえば、年度末で、ばたばたと引渡しに追われる建築業界ですが、
少し落ち着いたら足を伸ばして自然の中でのんびりできたら・・・。

ということで、今回はそんな、のんびりできる建物、長野県の安曇野ちひろ公園に建つ、
”安曇野ちひろ美術館”を紹介したいと思います。
「ちひろ美術館」と言うと、建物よりもまず、“いわさきちひろさん“が有名ですね!!
名前を聞いて“誰だろう?”と思う方も、絵をみたら、一度は必ず見たことがあるのではないかと思います。優しい水彩画の絵は、絵本や挿絵にたくさん使われています。

建物を見るには、その人の人となりが建物にも影響!といいたいのですが、 
今回の美術館は、写真を見てわかるように、ちひろさんの育ったこの大自然の素晴らしさが、
何より建物に影響しています。
北アルプスを望む36500㎡の安曇野ちひろ公園の中で美術館を考えるには、
どこからアプローチをしていけば??と思い悩んでしまいそうです。
さてどんなアプローチでこの建物が生まれたのでしょうか・・?

この、安曇野ちひろ美術館の設計は“内藤廣”さんです。
最近では、駅舎を多く手掛けられていますが、私の中では、用途よりも、内藤さんと言えば、
梁の構造美を建物に取り込んだ力強い空間!!
敷地環境を取込んだ、その場所にしか建てられない建物!!
のイメージが強く、構造美の好きな私としてはとても好きな建物が多い方です。
ちなみに、一番身近な所では、みなとみらい線の馬車道駅が、内藤廣さんですね。

では、安曇野ちひろ美術館にもどりましょう。竣工は、1997年。
RC+木造の地上1階建て建物です。
駅から畑の広がる道を歩いて行くと・・・、
ちひろ美術館の切妻屋根が見えてきます。そして、この切妻屋根は、後ろに広がる北アルプスの
背景の山と重なって、とてもきれいです。建物の色合いといい、廻りの景色ととてもなじんでいます。


   
           そして、エントランスから、切妻屋根の加工材があらわしで見えています。
屋根の棟の部分には曲線の材が入っています。この材によって、梁の加工の力強い印象が、
柔らかく見えてきてとても不思議です。エントランスから、ずっと見入ってしまいそうです。

     
内部は、訪れた人たちが、中庭に面した椅子で、のんびり過ごしています。
心地よさが伝わる一枚です。天井の加工もとてもきれいですね。

     
風景にとけ込む建物・・。なかなか都内では見られない大自然の中に建つきれいな建物です。
少し遠いですが、花見もかねて、少し足を伸ばして中庭でのんびり過ごしてみてはどうでしょうか?

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