タテモノ日記.014
またまた、随分と時間が空いてしまいましたが・・・、
今年1回目のタテモノ日記を更新したいと思います。
今回は、関東地方を離れ、山陰にある建物を紹介したいと思います。
山陰といえば、出雲大社・鳥取砂丘、最近では、世界遺産に登録された、石見銀山遺跡等が
思い浮かぶでしょうか??そんな、山陰の中でも私の是非見てもらいたい建築と言えば、
何といっても、
鳥取にある国宝、“三仏寺奥院(さんぶつじおくいん)“、通称”投入堂(なげいれどう)“です!!
一度は写真で見たことがある方も多いかもしれませんが、とにかく写真を見るだけで、
“どうやって建てたの?どうやって建っているの?”と声が大きくなってしまいそうな
インパクトのある建物です。ということで、まずは、見てもらいましょう!
垂直に切り立った絶壁の窪みに建っています。見ているだけでも緊張感がありますね。
この投入堂、鳥取県のほぼ中央に位置する三徳山(標高900メートル)の最終地点に建っています。険しい山道を1時間くらい登った先にあります。建立は、平安時代後期だそうです。今から、約800年~900年くらい前の建物です。ちなみに、建築方法は未だ謎に包まれているそうです。不思議ですね。
投入堂にたどり着くまでには、文殊堂・地蔵堂・鐘楼等、いろんな建物が建っています。
こちらも、こんな山の中で岩の上に建っていて、神秘的です。
断崖絶壁のがけによってこれ以上近づくことができないので、下から見上げる形の参拝になりますが、一度は実物の緊張感と神秘的な風景を味わってもらいたい建物です!
余談ですが、伝説では、空も飛んだという役行者(えんのぎょうじゃ)が麓(ふもと)で組み立てたお堂を法力で投入れたとされているそうです。そんな伝説も納得してまいそうな場所です。