ツダノタテモノ日記。

タテモノ日記.015

またまた、前回の更新から時間が空いてしまいましたが・・・、
タテモノ日記を更新したいと思います。
今回も、前回に続き山陰の建物を紹介したいと思います。
GWが始まってしまっているので、今更紹介されても・・遅いですが、
山陰にある旅館を紹介したいと思います!

今回の建物は、鳥取県米子市皆生温泉(かいけおんせん)に建つ、老舗旅館、
「東光園(とうこうえん)」のご紹介です。
老舗旅館!?と聞くと、木造の建物で深い庇・瓦屋根で、庭園が広がって・・、
と連想するかもしれませんが、東光園は3000坪の日本庭園がある所は、
思い描いた感じですが、その他は、かなり特徴的です!!

ということで、まずは、どーんと外観を見てもらいましょう!!

これはかなり特徴的ではないでしょうか!?ここまで奇抜だと好き嫌いも別れそうですね。
設計は菊竹清訓氏で、1964年竣工です。この旅館が、今から、半世紀前に建っているなんて、
驚きですね。
きっと50年前、建てているときに、職人さんも、近隣の方も驚いたこと間違いないでしょうね。

さて、この建物、何がすごいの?奇抜な形なだけでは?と思いますが、
いえいえ、すごい建物の構成になっているのです。正面写真から、あれ、4階部分が抜けている!?と気づいたかもしれませんが・・・。
そのとおりです!!
4階部分はピロティー形式の空中庭園で外部空間になっています。
さらに驚きなのは、なんと、1階から7階まで伸びた柱によって、
5階と6階は、7部分から、吊られている、吊り構造になっているのです!!それにより、
客室部分に大きな柱がでないようになっているます。
5・ 6階はなんだか、浮いているようにも・・見えますね!!
ですので、1階の柱は、上部の荷重を支えるのに、添え柱を設け、力を分担するという、
すごい構成になっているのです。改めて構成を理解して、再度、写真を見ると・・・。

すごい発想ですね!!どことなく感じる力強さそこから出ているのでしょうね。
では、内部はというと、外観がとても奇抜で驚かされますが、内部のロビーは大空間に、
杉型枠のコンクリートの柱とパープルのカーペットと、とても上品な空間で落ち着きます。
各階に置いてある家具も特徴的な物が多く、いろんな所に腰かけてみたくなります。
館内を歩いていると、細部まで設計していて、菊竹さんのすごさに本当に驚かされます。

 

少し遠いですが、一度は泊まってほしい旅館の一つです!
ということで、次回も力強い菊竹さんの代表作をご紹介したいと思います!

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タテモノ日記.015

またまた、前回の更新から時間が空いてしまいましたが・・・、
タテモノ日記を更新したいと思います。
今回も、前回に続き山陰の建物を紹介したいと思います。
GWが始まってしまっているので、今更紹介されても・・遅いですが、
山陰にある旅館を紹介したいと思います!

今回の建物は、鳥取県米子市皆生温泉(かいけおんせん)に建つ、老舗旅館、
「東光園(とうこうえん)」のご紹介です。
老舗旅館!?と聞くと、木造の建物で深い庇・瓦屋根で、庭園が広がって・・、
と連想するかもしれませんが、東光園は3000坪の日本庭園がある所は、
思い描いた感じですが、その他は、かなり特徴的です!!

ということで、まずは、どーんと外観を見てもらいましょう!!

これはかなり特徴的ではないでしょうか!?ここまで奇抜だと好き嫌いも別れそうですね。
設計は菊竹清訓氏で、1964年竣工です。この旅館が、今から、半世紀前に建っているなんて、
驚きですね。
きっと50年前、建てているときに、職人さんも、近隣の方も驚いたこと間違いないでしょうね。

さて、この建物、何がすごいの?奇抜な形なだけでは?と思いますが、
いえいえ、すごい建物の構成になっているのです。正面写真から、あれ、4階部分が抜けている!?と気づいたかもしれませんが・・・。
そのとおりです!!
4階部分はピロティー形式の空中庭園で外部空間になっています。
さらに驚きなのは、なんと、1階から7階まで伸びた柱によって、
5階と6階は、7部分から、吊られている、吊り構造になっているのです!!それにより、
客室部分に大きな柱がでないようになっているます。
5・ 6階はなんだか、浮いているようにも・・見えますね!!
ですので、1階の柱は、上部の荷重を支えるのに、添え柱を設け、力を分担するという、
すごい構成になっているのです。改めて構成を理解して、再度、写真を見ると・・・。

すごい発想ですね!!どことなく感じる力強さそこから出ているのでしょうね。
では、内部はというと、外観がとても奇抜で驚かされますが、内部のロビーは大空間に、
杉型枠のコンクリートの柱とパープルのカーペットと、とても上品な空間で落ち着きます。
各階に置いてある家具も特徴的な物が多く、いろんな所に腰かけてみたくなります。
館内を歩いていると、細部まで設計していて、菊竹さんのすごさに本当に驚かされます。

 

少し遠いですが、一度は泊まってほしい旅館の一つです!
ということで、次回も力強い菊竹さんの代表作をご紹介したいと思います!

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